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終わりのクロニクル

owakuro

終わりのクロニクル
電撃文庫 著:川上稔 イラスト:さとやす(TENKY) 全14刊(完結)

「佐山の姓は悪役を任ずる!」

さて、記念すべき第一弾は電撃文庫から終わりのクロニクルです。しばらくは完結作品の紹介をしていこうかと思います。


あらすじ



○レビュー
難解な専門用語と独特ともいえる文章が特徴の川上稔作品にあって、割と入りやすいのがこの作品だと思います。
舞台は現代ですし、主人公が何も知らない状態から始まりますので、膨大な設定と謎を、主人公と共に追っていく楽しみを味わえます。



○PICK UP

・圧倒的ボリューム
このおわクロシリーズ、なんといっても特徴はそのボリュームでしょう。
縦置きしても余裕で自立する分厚さ。寝て読むと翌日筋肉痛。特に七巻は電撃文庫史上最厚を記録しました(1091ページ!)。
しかしその記録は同作者の境界線上のホライゾンⅡ-下によって打ち破られています(1154ページ!!)。

しかも一話一話が基本二冊の上下巻なので、映画1本分を見たくらいの満足感があります。
作者本人も後書きで言っていますが、後にも先にも巻数1-上なんて物が出るのは川上稔作品だけかと(笑)

ボリュームが多いのは本文だけではなく、内容も。設定資料集を見せたら編集が悲鳴を上げたというのだから驚きです。
アクション面だけに焦点を当てても、格闘、魔術戦、武神と呼ばれるロボット同士のバトル、機竜同士のドッグファイトと様々なアクションも満載です。


・神話ネタにニヤリ
11のGは世界中の神話に対応しており、神話好きにはにやりとさせられる設定や展開が多く散りばめられています。
炎竜・八叉、機竜ファブニール改と聖剣グラム モイラ三姉妹 そしてバベル――等々、有名どころからマイナーどころの神話まで元ネタとして扱っています。

とはいうものの、神話を忠実になぞっていたのは1~3話くらいまでで、以降はあくまで設定モチーフにとどまっていますので、神話をあまり知らない方も問題はありません。


・トンデモキャラのオンパレード
主人公の佐山のキ○ガイっぷりもこの作品の魅力のひとつ。
傲岸不遜、屁理屈上等、新庄君なら男でもオッケー!と主人公のくせにぶっ飛びすぎです。



○マイナスポイント
・ページ数が多すぎて物理的に読みにくい。
・作者独特の表現と体言止めを多用する文章(文章が下手なのではなく、ただただ独特)。



○イラスト
ゲーム会社TENKY所属のさとやす氏。作者の川上氏とは同僚で、会社では隣の席のようです。そのせいか作者とイラストレーターの意思疎通は完璧で、設定が十分に絵に反映されています。



○作者評
全著書に共通した世界観を持っています。この終わりのクロニクルは近未来を舞台にしたAHEADシリーズで、しかも位置づけ的にはAHEADシリーズの第一作でしかないとか……。どれだけ壮大な世界観なのか想像もつきません。
ちなみに世界の流れは

世界の名称    通称 (作品例)
FORTH        前望の時代 (連射王)
AHEAD        前進の時代 (終わりのクロニクル)
EDGE         大先端の時代
GENESIS       大基盤の時代 (境界線上のホライゾン)
OBSTACLE      大障害(壁)の時代 (OBSTACLE ORVERTURE)
CITY          都市の時代  (都市シリーズ全般)

…となっております。
同一世界観と言えど、シリーズ間は気の遠くなるような時間が経過しているため続編というわけではなく、他シリーズが未読でも問題はありません。
しかし単語や設定のつながりなど、わかる人のみニヤリとできる部分も多く、「川上稔ワールド」自体を楽しむということも可能です。



…しかし今考えると新庄ってラノベ史上初のTSヒロインなんじゃないだろうか…。川上氏、時代を先取りしすぎだろう…。
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プロフィール

銀雪

Author:銀雪
ラノベとガンプラ好きな20代。
日々重なっていく積み本と積みプラに押しつぶされそう。

好きなジャンルは伝奇・SF。

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